私が崩壊しない為に

私には王子は居ない

いや、誰にもこの世に

王子なんてのは居ないのかも

 

私を守る王子の役割は

自分でしなきゃ

自分で自分を守らなければ

誰かが守ってくれるわけではない

 

女の子に生まれたら

女の子はいつか男の子に 守られる

なんて、そんな風に考えていた

なんか唯一の女の子の特権みたいな…

 

いつかそんな日がくる

いつかそんな日がくる

いつなんだろう、いつなんだろう

と考えながら、いつの間にか年をとり

出会えぬまま…

 

出会えるはずもない

女の子も男の子も、同じ人間だから

 

女の子に生まれただけで

そんなもんはないんだって

大人になって、最近になって

やっと理解が追いついた

 

理解が追いついてはみたものの

まだまだ落とし込んでいる最中で

落としても落としても…落としても

まだ落とし込みきらないみたい

 

なっさけないな…

 

 

子供も手が離れたんだから、

自分の為に生きないと!

なんて、お客さまから言われたり

周りからも言われても

自分を一番に自分の為にって何だろう…

 

何も考えないようにしてきたから

今まで生きてこれたのに

 

私の事なんて、考え出したら

私が 崩壊する…

 

何も考えず

空っぽにして、わざと

自分の事以外に

目を向けてる。

 

他が為の毎日が私の毎日だ

誰かの為に動いたら

自分の気持ちは通らない

自分の気持ちを通したら

誰かの気持ちを汲んだりできない

誰かのための自分で居ること

そこを普通だと思うから

やってこれた

 

その方が身が安全って意識が抜けない

相手の気持ちを損ねたら

危険って意識が抜けない…

 

私のためにってものは、この世に存在しない

無いことが、当たり前なんだ

そう思っていくことで

私が成り立つ、

 

大丈夫。大丈夫。

変な私だけど、変えられない

三つ子の魂百までってこれよね

 

私が私らしくって、無理難題みたいなもんだ

私が本当の私である時は、私だけの時だけ

 

さぁ!また頑張ろう!!